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オフ車2台(KTM 150XC-W, YAMAHA WR250R)とCBR650F。

サンバーのエアコンガス漏れ修理

  サンバーのエアコンがガス漏れしているようなので修理しました。

 

 いやぁ~、手間のかかる愛しいヤツですね。

 

  先月のメンテの時に漏れ箇所をチェックするために蛍光剤入り冷媒を先月仕込んでいました。この蛍光剤にブラックライトを当てれば漏れてる場所が発光し、特定できるという仕組みです。

  

 

高圧ホースの交換  

 がしかし、エアコンホースなどの冷媒ラインにブラックライトを当てて漏れ箇所を探していたんですがどこも光らず、蛍光剤による漏れチェックは断念。結局、一番怪しい高圧側のホースを交換することにしました。サンバーはここが一番漏れやすいそうです。今後の備忘録と、全国100万人のサンバーファンのために手順を書いておきます。

 

 まず、リアのエンジンルームのふたを開けると右側にコンプレッサとその配管が現れます。コンプレッサからは太い配管と細い配管が伸びていて、細い配管が高圧ホースです。

 

怪しい高圧ホース、ゴムチューブの周りが濡れています。おそらくコンプレッサーオイルじゃないかと思います。

 

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 コンプレッサをオフにした状態で低圧側のポートにマニホールドを取りつけ、内部の圧力をチェックすると、すでに冷媒の圧力が殆ど無くなっていました。

 

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 そこでまず、マニホールドにポンプを取りつけて、真空引きした後に30分ほど圧力変化を見てみると、、、

 

 やっぱり漏れてます。通常はゲージの-1のところで維持されないといけないところがジワジワと圧力が上がってます。外から空気が入ってきている証拠ですね。

 

 そこで高圧ホースを交換、コンプレッサ側は12mmのボルトで止まってます。

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 次に、サンバー君をリア側からジャッキアップし、ウマを掛けます。その後、車体下に回り込み、アンダーカバー(8箇所ぐらいの10mmボルトで止まってます)を外すとエアコン配管接続用のボルトナットが現れます。

 これらの締め付けナットは径が大きいので20mm以上の幅があるレンチが必要です。

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新旧比較、上が古い配管、下がネットで注文した新品の配管です。これを取りつけます。

 

 今回、ガス抜きをしたのでついでにエバポレータの汚れもチェックします。意外に汚れていませんでしたので、今回はそのまま元に戻します。

 

 すべてのボルトをしっかりと締めた後、水分を抜くため真空ポンプで30分間引き続けます。その後、圧力チェックをしたら今度はピタリと針は動きませんでした。高圧配管の漏れで間違いなさそうです。

 

で、エアコンガスとコンプレッサオイルを充填!サンバーは規定量が350-450gなので、200g缶2本でOK!

 

 一定の圧力までガスを充てんしたら、コンプレッサをONにして更に充填します。

2本充填したところで高圧側が1.4MPa, 低圧側が0.25MPaとなりました。ちょうどいい圧力ですね。

 

交換完了!ここ2か月で、エアコン配管とオルタネータの交換。サンバーを飼っていると電装関連の知識が増えますね~。

 

エアコン修理費用

 D.I.Y.でエアコン修理でかかった総額は以下の通りです。

 

高圧ホース:5,790円

冷媒(134a 200g):250円×2本=500円

コンプレッサーオイル:800円

マニホールド&真空ポンプセット:11,000円

合計:18,090円

 

 決して安くはないんですが、整備工場に出すと少なくとも3万円は下らないと思うので、それと比べるとやっぱりお得です。

 

 マニホールドや真空ポンプセットは今後のガス補充にも使うことができ、電装に関する知識も増えるのでその点もうれしいですね。

 

 これからしばらくはエアコンを使う機会が減りますが、来年夏は涼しく過ごすことができそうです。